こんにちは、「やさしい歯科治療材料を提供しているテンデント・インターナショナル」から歯について皆さんに自分の歯を大切にすることと、歯について少し知ってもらおうということで、約10回を予定して「歯のおはなし」をご案内します。

まず特に日本人の平均寿命が延びてきて、人生100歳時代といわれることもあります。

一方、皆さんが生まれたときから、食べ物を噛むことを助けてくれる自分の歯は、通常子供の時の乳歯から、約6歳前後から(人によりますが)抜け替わる永久歯は、生え変わることはありません。
大事にお付き合いしていかなくてはならない大事な永久歯なのです。

一方、歯を失う最も大きな要因の出発点に虫歯があります。
他に歯周病等の病気や歯の周りの損傷を受けて、それがもとで、通常より歯を失うことが速くなったりします。

下記の図をご覧ください。

=東京医科歯科大学表出の「年齢と歯の喪失に関する統計」グラフ=

上記左の1993年のグラフに比べて、右にある2007年では、歯の数の曲線が40歳くらいまでは、かなり歯を失う人が減少しています。
この要因は、近年歯ブラシ指導や早期に歯の治療を行い、歯についての関心が高くなってきた社会環境によるところと見られています。

しかしながら、歯を失う年齢は40歳からの曲線以降は、1993年と2007年を比べて、そのままシフトしていません。
つまり歯を欠損(失う)スピードは、少し失う始まりが遅くなっているだけで、それほど変わっていないことが伺えます。
これは、永久歯の長期にわたる過酷な咀嚼(人によるかもしれません)、歯科の2大疾患と言われる歯周病が大きな要因で、さらにけがなどによる外傷も要因としてあります。
また、欠損歯の治療で部分入れ歯を用いる場合、支える歯が入れ歯のぐらつきを支えきれずに抜けてしまうことが原因となっていることも挙げられています。

そうすると、90歳、100歳まで、できるだけ永久歯を残すにはどうしたらよいのか、ということを考えていかなければなりません。

いくつになっても、でき得る限り自分の好きなものを食べられる歯を、維持したいと思うものです。

一方、永久歯を失わない為には、歯のケアーをしっかりしていかなければなりません。
歯の主治医を持つことはとても大事なことになります。
できるだけ、自分の歯を長く診て貰える主治医を持つことにより、定期検診による口腔内の観察、経年による改善点についてもアドバイスを貰えるのではないでしょうか。

ある年齢層の方々は、歯科クリニック(歯科医)は敬遠気味に捉える方が多いといわれます。
これは、歯科クリニックのイメージとして歯を削る、痛い、長く通院しなければならない等の印象を持つ方々がいるためです。
こういう人たちはたくさんいらっしゃいます。

現在、歯科医師は9万人から10万人、歯科クリニックは約68,000施設あるといわれています。(厚生労働省統計)
コンビニエンス・ストアーが、全国で55,000軒、ドラッグストアーが約58,000軒といわれていますので、多くの歯科クリニックがあることになります。
その為か、最近の歯科医は、患者の意向を尊重されたりして、診断内容、治療方法を丁寧に説明され、痛みも極力痛みのない治療を駆使されています。
大変なのは、多くの歯科クリニックから、自分に合った歯科医を探すことです。
どの地域にも、評判の良い歯科クリニックがいらっしゃいます。
必ず自分に合った歯科医に出会えるでしょう。

今回は、自分の歯と長く付き合っていかなければならないことを、人の平均寿命からお話ししました。

次回は歯の治療のお話を続けてご案内していきます。

今回は以上です。

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